位置情報・アドテクノロジー用語集

A
  • Advertising ID
Google社がAndroid端末において企業がマーケティング活動に利用できるようにしたユーザーID。ユーザー自身の意志でマーケティング利用を拒否宣言したり、IDの書き換えを行うことができるという優れた特性を持つ。iOSのIDFAに追随する形で提供された。CookieによるユーザーIDとは別物である。
  • API
Application Program Interfaceの略。機械同士が会話する際に使われる。政府が公開しているデータの多くもAPI経由で取得できる。RTBのオークションもAPI経由で行われている。
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B
  • Beacon
O2Oの文脈の中では、BLE(Bluetooth Low Energy)によるスマートデバイスと通信する端末を指す。店舗にBeaconを設置することで、来店者に対して通知を行ったり分析を行うことができる。”iBeacon”はApple社のブランド。
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C
  • Cookie
広告・マーケティングの文脈で語られる場合、WebブラウザのユーザーIDを意味することが多い。ブラウザ経由で書き込まれるテキストファイル。iOSなどで使われるSafari等のブラウザでは3rd Party Cookieの書き込みが拒否されるため、広告会社がユーザーIDを割り振ることが困難。
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D
  • DMP
Data Management Platformの略。顧客管理システムの一種であり、CRM(Customer Relationship Management)との融合が進んでいるが、出自はWebブラウザのcookieを名寄せするシステムである。
  • DSP
Demand-Side Platformの略。直訳すると「需要側プラットフォーム」であり、広告主側の広告出稿プラットフォームを指す。RTBにおいて広告を入札する側であり、広告の買い手。
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G
  • GIS
Geographic Information Systemの略。地理情報システム。地図のデータを加工したり分析したりすることができる。商用ソフトとしてはESRI社のArcGISが有名。フリーウェアとしてはMANDARA等がある。一般的には「ジーアイエス」と発音され、「ギス」とは呼ばない。
  • G空間情報
地理空間情報のこと。Geospatial Informationを総務省がG空間情報と命名した。緯度経度をXYとした時に、高さであるZを加え、XYZの情報を指すことが多い。また、緯度経度+付加情報という意味でも使われる。
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I
  • iBeacon
Apple社がiOSにおいてBeaconと通信することに対して命名した名前。
  • IDFA
Apple社がiOS端末において企業がマーケティング活動に利用できるようにしたユーザーID。ユーザー自身の意志でマーケティング利用を拒否宣言したり、IDの書き換えを行うことができるという優れた特性を持つ。Androidもほぼ同様の機能を持ったAdvertising IDを提供開始した。CookieによるユーザーIDとは別物である。
  • IPアドレス
インターネット通信を行う個々の端末に振られた住所のようなもの。IPアドレスから位置情報ターゲティングをする場合、ISPのホスト情報などを基に地域を推定する。日本の場合、実用的には都道府県レベルが判定精度的に限界と言われている。
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K
  • KML
Googleの地理情報系サービスで用いられているデータフォーマット。Google MapやGoogle Earthなどに取り込んで様々な情報を表示できる。シェープファイルとの変換ツールも多数存在する。
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R
  • RTB
Real-Time Biddingの略。ネット広告取引のオークションを超高速に行う取引のこと。APIを通じて売り手(SSP)と買い手(DSP)が機械的に取引を行う。
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S
  • SDK
Software Development Kitの略。ソフトウェア開発のためのプログラムの塊。スマートフォンアプリの開発の際にしばしば利用される。
  • SSID
無線LANにおいてアクセスポイントに付けられた名前。SSIDがどこに位置しているかのデータベースを保持することで、アクセスポイントと電波強度によって端末の位置を推定することができるようになる。
  • SSP
Supply-Side Platformの略。直訳すると「供給側プラットフォーム」であり、メディア(媒体社)側の広告販売プラットフォームを指す。RTBにおいてオークションを実施する側であり、広告の売り手。
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  • アドリクエスト
RTBにおいてSSPがDSPに対して送信する、広告枠やユーザーID、位置情報等の入札に必要な材料を含めた応札依頼データのこと。
  • アドエクスチェンジ
ネット広告のバーチャルな取引所のこと。RTBのオークションを開催する場。一般的にSSPが包含している機能。
  • 位置情報
人や端末のある場所のこと。
  • オーディエンスターゲティング
広告配信の対象ユーザーを絞り込むこと。対象顧客を抽出すること。
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  • 基本単位区
国勢調査データの最小単位。基本的に町丁・字単位。
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  • 座標系
緯度・経度・高度の座標の数字が指し示す場所は、実は単一ではない。日本では旧来、旧日本測地系と呼ばれる基準であったが、日本測地系2000以降は世界で標準的な世界測地系1984(WGS84)とほぼ誤差が無くなった。旧日本測地系のデータを世界測地系のデータに重ねると、ズレが発生するため、位置情報データは座標系の確認が必須である。
  • シェープファイル
ESRI社が提唱した、GIS業界のデファクトスタンダードフォーマット。ただし古い規格であるため、外部とのデータ交換のために利用されるが、ソフトウェアの内部的には別フォーマットが利用されることが多い。
  • ジオコーディング
住所等のデータを緯度経度データに変換すること。
  • ジオフェンシング
広告配信の際に、あたかもフェンスがあるかのように地域を区切って配信すること。お店の半径○m以内の配信といった形態。
  • ジオターゲティング
一般的に、都道府県や市区町村などを限定して広告を配信することを指す。
  • 市区町村コード
市区町村に割り振られたコード番号。都道府県番号と組み合わせると全国地方公共団体コードになる。
  • 全国地方公共団体コード
都道府県コードと市区町村コードを組み合わせた6桁のコード番号。JIS X0402にて定義されている。
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  • 地理情報
場所に関する情報のこと。地理空間情報・空間情報とも呼ばれる。一般的に位置情報が人や物の場所を示すのに使われるのに対し、地理情報は場所そのものの付加情報を示すことが多い。
  • データマイニング
データを分析すること。統計学と似ているが、統計学がサンプルから全体を推測するのに対し、データマイニングは予測や分類をすることが多い。
  • 都道府県コード
都道府県に割り振られた47のコード番号。JIS X0401にて定義されている。市区町村コードと組み合わせると全国地方公共団体コードとなる。
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  • ポリゴン
元来は多角形を意味する言葉だが、地理情報の文脈では地形や建物などの境界線を描いたデータのこと。GISでは一般的に、ポリゴンに対して外部のデータをくっつけて分析する。
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  • メッシュ
元来は網目を意味する言葉だが、地理情報の文脈では方眼紙状に切り取った単位のデータを指す。おおまかに、ポリゴンによる自由なラインによるデータと、メッシュによる四角型のデータが存在すると考えてよい。
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  • 郵便番号
日本郵便が町域に対して定義した7桁の数字。丁目以降は取り除いて扱われる。
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  • レイヤー
層のこと。地図は海岸線や道路、建物などの層から構成されている。
  • ロケーション・インテリジェンス
「GIS」が国勢調査などの静的な統計データを統計分析・視覚化することを指すのに対し、ロケーション・インテリジェンスはスマートフォンなどの移動体のデータやPOS等のトランザクションデータをそれにかけ合わせたものを指す。
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※本ページに記載の内容は、わかりやすさを重視し、必ずしも正確ではない記述もございます。より正確な情報は専門的なサイトをご確認ください。